廃車Q&A

廃車Q&A【還付手続き】納付済み自賠責保険の返金手続きについて

自動車は、必ず自賠責保険に入ることが義務付けられ、無保険で交通事故を起こし、被害者に保障がなされないということがないようになっています。保険料は全国一律(離島をのぞく)です。この記事では自賠責保険の解約と返金手続きについて解説していきます。

自賠責保険は、車検に合わせて3年もしくは2年の保険期間で入っている場合が多く、廃車した場合残っている期間の保険料を、月単位で返金してくれます。ただし、保険会社が自動的に返金するのではなく、車の所有者が保険会社に解約手続きを行わなければなりません。うっかりしていて期間が過ぎると、返金されません。

自賠責保険とは?

自賠責保険は、交通事故の被害者を救済するために、全ての自動車に加入が義務付けられている保険です。自賠責保険に加入せずに自動車を運転することはできず、違反すると1年以下の懲役50万円以下の罰金、免許停止など処罰の対象になります。

自動車を購入する時や、車検の時に、同時にカー・ディーラーや、整備工場で自賠責保険の手続きをしていることが多いのではないでしょうか。また、損害保険会社で自分で手続きすることもできます。

自賠責保険の返金とは?

車の購入や車検の際に加入する自賠責保険ですので、次の車検までの36ヶ月間や24ヶ月間の保険期間で加入しています。そのため廃車手続きをしてから数ヶ月、保険期間が残っている場合があります。この間の掛け金を返金してもらうことができます。ちなみに自賠責保険は、どこの保険会社で加入しても支払保険料は同じで、保険料は以下の通りです。(離島はのぞく)

これは2017年1月現在のもので、自賠責保険の保険料は年によって値上がりしています。

・36ヶ月間 自家用自動車 39,120円

・36ヶ月間 軽自動車 36,920円

・24ヶ月間 自家用自動車 27,840円

・24ヶ月間 軽自動車26,370円

詳しい保険料
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/resourse/data/ryouritsuhyo.pdf

自賠責保険の返金手続きの仕方

返金手続きの流れは、以下の通りです。

1.廃車の証明書類を受け取る
廃車手続きをし、廃車の証明となる登録識別情報等通知書(一時抹消登録の場合)、登録事項証明書(永久抹消登録の場合)などを受け取ります。
2.保険会社で解約の手続きをする

まず、自分の自賠責保険の保険会社を確認しましょう。自動車販売業者や整備工場などが車検の際に手続きをしてくれている場合が多く、自分で手続きをしていないので、どこの保険会社で加入しているか知らないものです。自賠責保険の証書は車検証と一緒に保管してあると思いますので、廃車する場合は事前に確認しておきましょう。

重要なことなので繰り返しますが、廃車手続きをしただけでは自賠責の解約はできません。廃車したからといって解約をするようにどこからお知らせをしてくれませんので、自分で解約手続きを進めなければなりません。

解約に必要な書類を持って、加入していた保険会社に出向くか、書類を郵送で送って解約をします。

3.保険会社から銀行に解約金が振り込まれる
この際の解約金額は廃車した日ではなく、必要書類を保険会社に提出して解約を申し込んだ日で計算されます。廃車にしたらすぐに自賠責保険も解約しないとその分の保険金が無駄になってしまいます。

解約に必要な書類

保険会社に提出する書類は以下のようなものが必要です。

・印鑑(郵送の場合は「承認請求書」へ捺印します)
・自賠責保険証明書
・廃車が確認できる書類:登録事項証明書など
・契約者本人の身分証明書:運転免許証、健康保険証
・振込先の銀行口座番号:現金では受け取れず、銀行に振込になります

あの書類が足りないなどと、二度手間にならないように、事前に保険会社で電話をして必要書類などを確認するとよいでしょう。

自賠責保険の返金額

自賠責保険の返金額は、解約した月の翌月からの加入期間の分を月割りで返還してくれます。

2017年現在の場合
・普通車は残り月数×約960円
・軽自動車は残り月数×約900円

例えば、24ヶ月契約(2年契約)で、2017年12月までの加入期間の保険を2016年12月に解約すると、2017年1月~2017年12月までの12ヶ月残っていることになります。乗用車の場合は、返金額は11,490円となります。

25ヶ月・24ヶ月の解約保険料(単位:円)

記事No60_【自動車廃車】表など-01
参考 ビッグエイトhttps://www.haisha.info/kaitori/jibaiseki/#a2

自賠責保険の返金ができない場合

自賠責保険の払い戻しは、月単位です。そのため最低1月以上期間が残っていなければなりません。自賠責保険の残っている期間が1ヶ月未満の場合は解約手続きをしてもお金は戻ってきません。

ディーラーに下取りをしてもらうと戻ってこない

新車を購入する時に、今まで乗っていた自動車を廃車にするつもりで下取り額0円でディ-ラーに引き取ってもらうことがあります。この時は、車を0円でディーラーに譲渡したことになり、自賠責保険の返金はディーラーになされます。

新車のことばかり頭にあって、廃車のことにまで気が回らないかもしれませんが、一応しっかりと廃車手続きと自賠責保険などの解約金について、ディーラーに確認した方がいいでしょう。ディーラーは、返金額などについてはあえて説明してくれない方が多いです。そして後々、自賠責保険の解約金について、気になる場合があります。

廃車手続きをのみを業者に依頼して、車の所有権は移譲しない場合には、廃車手続き後に自賠責保険の返金手続きをすることができます。また廃車手続き業者によっては、自賠責保険の返金や自動車税の返金を上乗せして買取ってくれる場合があります。

いずれにしても、廃車する場合は自賠責保険の返金額を確認して、どのような業者をつかえばいいのか、あるいは自分で廃車手続きをした方よいのかよく検討して、損しないようにするとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?自賠責保険の返金についてご紹介しました。
以下にポイントをまとめました。

・自賠責保険は、すべての車が加入している。

・廃車手続き後、自賠責保険に加入している保険会社で解約手続きをしなければ返金されない。

・返金は廃車日ではなく、解約手続き日より月単位で計算する。

・保険会社から銀行口座に振り込まれる。

手続きしなければ返金されないので、うっかり忘れていると損してしまう自賠責保険の返金。廃車の際の手続きの参考してみてください。

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