自動車コラム

運転免許証取得までの期間はどれくらい?~通学か合宿、MTかAT、初心者マーク~

学校を卒業して、もう春休みの人もいることと思います。そろそろ新生活の準備を始めているのではないでしょうか。高校や大学、学校を卒業して会社に入社するまでの間に運転免許証を取得しようと考えている人も多いと思います。今回は運転免許証はどのくらいの期間でとれるのか、取るならオートマかマニュアルどっちがいいかなどについて。

運転免許証取得の流れ

【教習所・自動車学校】
適正検査を受ける
学科講習・技能講習を受ける
仮免許学科試験・技能試験を受ける
仮免許取得
学科講習・技能講習を受ける
卒業検定・路上検定を受ける
卒業証明書交付してもらう

【免許センター・試験場】
適性検査を受ける
学科試験を受ける
運転免許証交付してもらう

仮免許と卒業検定の前に学科の効果測定があります。効果測定は学科試験の練習のようなもの。でも本番と同等の問題が出ますので、今の自分の実力を知るためにも本番のつもりで真剣に。そこで結果があまり良くなかったら苦手な所をしっかり復習することができますし、良い点なら自信を持って本番に望めますよね。

自動車教習所「指定」と「指定外」の違い

指定自動車教習所を卒業すれば、免許センターでは適性検査(視力など)と学科試験に合格すれば運転免許を取得することができます。免許センターでの技能試験は免除されるので、指定自動車教習所を卒業したら、学科試験を1回で合格できれば免許センターに行く回数は1回です。

行ける場所が少ないので、自宅から遠いという人も多いと思います。遠ければ行かなければいけない回数はなるべく減らしたいもの。教習所で技能試験が行われるなら道もある程度慣れていますし、落ち着いて試験に臨めますよね。免許取得者のほとんどが指定自動車教習所を卒業しています。「指定自動車教習所」のシンボルマークもあります。気になるなら行こうと思っている教習所に問い合わせてみて下さい。

運転免許証取得するまでの期間

箇条書きしたとおり、運転免許証を取得するまでは講習と試験の連続です。まずは教習所や自動車学校で講習を受けて試験に合格し、卒業証明書を交付してもらって、最後に運転免許試験場で学科試験を受けてやっと免許証が取得できます。

取得までにかかる期間は、通学か合宿で違います。
さらにマニュアルにするのか、オートマ限定で取るのかによっても違います。

通学の場合

通学しながら免許証を取得する場合は、1ヶ月から3ケ月で取得できる人が多いようですが、通学の場合はかなり個人差があり、半年以上かかる人もいるようです。

合宿の場合

決められたスケジュールで毎日講習を受けます。すべて順調にいけば最短13日で教習所を卒業できます。

最後の試験は運転免許センターで!

教習所での講習や試験が終わったら免許証がもらえるわけではありません。そこでもらえるのは卒業証明書です。

卒業証明書がもらえたらあと少し。住民票がある住所地の運転免許センターに行って試験に合格できたら、そこで運転免許証を交付してもらえます。

免許証を交付してもらうには、教習所を卒業するまでの日数に最短でも+1日が必要です。

合宿の場合13日(オートマ限定の場合)+1日(運転免許センターで試験を受ける)の14日が最短で免許証を取得できる日数です。

一発試験の場合

最短で10日以内に免許証を取得することができます。

通学で免許を取得する

メリット

通学で免許を取るメリットは自分のペースで進められるところです。学生なら学校とバイトの合間に、社会人なら仕事が終わってから、主婦の人は家事の合間に通うので、自分のやりたいことをしながら、いつもの生活をしながら免許を取ることができます。

デメリット

時間がかかってしまって、いつ免許が取れるのか予想するのが難しいです。最初から計画的に講習を受けていけばいいのですが、休みの時期などは混みますので予約が取りづらくなってしまいます。講習や試験が受けられなければ、その分免許証を取得するのが遅くなってしまいます。

注意点

仮免許を取得するための試験(修了検定)と教習所を卒業するための試験(卒業検定)には9ヶ月以内に合格しなければなりません。仮免許を取得すると半年以内に卒業検定を受けなければいけません。

予定を調整できるのなら、卒業検定を受ける時期を春休みや夏休みの休みの時期から外して通学したほうが不合格でもまた受験しやすいですね。受験すれば合格するかもしれないのに、人が多くて予約が取れずにそのまま期限が切れてしまうのはもったいないので避けたいところです。

通学でも短期間で卒業しようと考えているなら、そんなに気にしなくても良いと思いますが、働きながらなどマイペースにと考えているなら期限があることも忘れずに。一回で全て合格できるとは限りませんから、もしも不合格だったときにまた試験が受けられるように余裕を持って日程を調整することをオススメします。

合宿で免許を取得する

メリット

最短だと約2週間で免許を取得できるところです。通学だとこの日はダメ、この日もダメというように特に休みで混んでいる時期は、どんどん次の試験の日が遠のいてしまってすぐに試験を受けられないかもしれませんが、合宿はもし不合格でも次の日にすぐにまた試験を受けることができます。

毎日何時間も講習を受けるので頭に入りやすく、一発で合格できる可能性が高いです。私も合宿で免許を取りましたが、卒業検定に不合格だったのは1人か2人ぐらいで、ほとんどの人が合格していました。

デメリット

教習所で決められたスケジュールに合わせて講習を受けます。自分で決めることはできません。講習と講習の合間や全ての講習が早く終わる日がたまにあったりしますので自由な時間はあります。ですが、合宿なので働きながらは無理。仕事をしている人は長期休暇を取れない限り合宿で免許を取ることはできないでしょう。

自分の住んでいる地域では路面電車が走っているとします。合宿で行った先は路面電車が走っていない地域だったとしたら、教習中、当然路面電車が走っている道路を走ることはありません。その後、免許証を取って地元の道を運転したら…路面電車が走る道は教習で走ったことがない。練習経験なしで混乱!というような道路事情の違いに戸惑うこともあるかもしれません。

おまけ小話

私は雪の積もる地域の教習所に行ったのですが、講習のときに教官が「この辺は雪が積もるから、本当なら雪が積もっている冬に教習できたら練習になっていいんだけど…」というお話をされていました。私は雪の積もらないところに住んでいるので、あまり関係ないのですが、確かに普段、雪が積もる地域では雪道を実際に教習で運転できた方が良いなと思いました。教習車には助手席に補助ブレーキがついていますし、もしもの時は教官がサポートしてくれますから心強いですよね。雪が積もる地域に住んでいるなら、雪の積もっている時期に路上教習すれば、雪道を運転するときも落ち着いて運転できるかもしれません。教習のときにコツやポイントなども教えてもらえるでしょうし、いきなり雪道を運転するより良いですよね。

 

「一発試験」で免許を取得する

教習所に通わずに運転免許センターで試験を受ける一発試験は「普通免許試験の一般受験」「普通仮免許試験の一般受験」と呼ばれています。免許証の紛失や更新手続きを忘れた人、教習所の入所期限内に卒業できなかった人など運転知識のある人が受験することが多いようですが、中にはいきなり一発試験に臨む人もいるようです。

一発試験は、運転免許センターで適性検査、仮免の学科と技能試験、本免の学科と技能試験を受けます。

メリット

期間は短く、費用を抑えられるのが最大のメリット。費用は全て1回で合格できれば約3万円とかなり費用を抑えることができます。

デメリット

一発試験は平日にしか受けられません。試験のたびに運転免許センターに行かなければなりません。平日が休みの人なら良いですが、土日が休みなら何度も平日に試験を受けるのは難しいでしょう。

各都道府県に数ヶ所しか試験を受けられる場所がなく、遠いと何度も行きづらいことも。県内に1カ所しかないという県もあります。

教習所に行けば教官が学科のことや運転技術を教えてくれますが、一発試験は全て自分で勉強しなければいけません。

技能試験は試験官が警察官のためとても厳しく、合格率もとても低い。免許証を持っていた人やある程度の知識のある人なら時間と費用節約のために良いかもしれませんが、いきなり一発試験で合格するのはかなり難しく、何回か落ちるのは普通のようです。

合宿で免許証を取得する人はマニュアルで80~90%、オートマ限定なら90%が最短で教習所を卒業できるというデータもあります。
一発試験に一発で受からなくて何回か受験すれば、それだけ費用もかかりますし、合宿で短期間で取る方が確実かもしれません。

注意点

一発試験は何事もなく、全て1回で合格できれば本当にすぐに免許証を取得することができるのですが、それもすぐに合格できれば…の話。合格率はなんと4~7%ととても低い。何回か受験するのは当たり前、中には諦めて教習所に行く人も…。費用や期間は抑えられるけど、何度も試験を受けるたびに費用はかかってしまいます。結局教習所に行ったほうが、安くてすぐに取れたと後で後悔しないように、最初に良く考えてから受けることをオススメします。

マニュアルかオートマか

運転免許証を取ろうと思ったときマニュアルにするべきかオートマにするべきか迷う人もいると思います。中にはマニュアル車なんて乗らないからオートマ限定で良いという人もいると思います。オートマ限定で運転免許証を取得しても、あとで講習などを受けて限定を解除することもできるのですが、最初からマニュアルにしておけば良かったと思わなくても良いように、どのように違うのか違いを知ってから選択することをオススメします。

マニュアルとオートマの違い

マニュアル(MT)は「マニュアル・トランスミッション」自分でギアの切替をします。昔はこれしかありませんでした。

オートマ(AT)は「オートマチック・トランスミッション」ギアの切替が自動です。最近はオートマ車がほとんど。マニュアル車を探すほうが難しいかもしれませんね。

マニュアル車は両手、両足を使って運転するので操作が複雑な分、「車を運転している」感じはマニュアル車の方が強、車好きならマニュアル車を運転したいと思う人も多いのではないでしょうか。

マニュアルのメリット

マニュアルの免許を持っていれば、オートマ車も運転することができます。つまり運転できる車の種類が多くなります。運転が好きなどこだわりがあるならマニュアル車の方が楽しく運転できるでしょう。

マニュアルのデメリット

両手、両足を使う分、操作が複雑で慣れるまでに時間がかかる。教習期間も少し長くなるので、オートマ限定の料金よりも費用も高くなります。

今はオートマ車が多くなってきていますので、マニュアル車が良いと思わない限り、マニュアル車を運転する機会はあまりないと思います。

オートマのメリット

操作が簡単。アクセルを踏めば加速、ブレーキを踏めば止まります。教習を受けても運転操作で上手くいかないということはあまりないでしょう。

オートマのデメリット

ギアがドライブ(D)やリバース(R・後退)などのときブレーキを離したら、アクセルを踏まなくても車が勝手に進みますよね。あれは「クリープ現象」と言われています。知らないうちにブレーキペダルを踏んでいる足が緩んでしまっていたら、車が勝手に進んでしまいます。渋滞のときには非常に楽で良いのですが、クリープ現象による事故もありますので、自分の意思とは関係なく進んでしまうこともあるということは覚えておかなければいけません。

絶対にこの日までに免許を取りたいとか複雑な操作に自信がないようならオートマ限定でも良いと思います。どうしても必要ならあとでオートマ限定を解除することもできますので、マニュアル車を運転する予定がなければ、「とりあえずオートマの免許を取る」でも特に問題はないと思います。

初心者マークについて

運転免許証が取得できたら、いよいよ運転!でもその前に初心者マークをつけなければいけません。つけていないと違反になりますのでお忘れなく!

正式名称は「初心運転者標識」。運転初心者を若葉に例えた初心者マークは「若葉マーク」とも言われていますね。

標識というと駐車禁止などの道路標識を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。「標識」には区別するための目印という意味もあります。初心者マークやもみじマークなどの●●マークと言われているものの正式名称は●●標識となっていますので正式名称も覚えておきましょう。

つける位置は?

普通自動車一種運転免許証の取得後1年間は表示する義務があります。一年間は運転するとき必ずつけなければいけません。前だけや後ろだけではなく、前面と後面の両方につけなければいけません。

両親が持っている車に乗るときなどは特に注意したいですね。ご自身が乗るときは忘れずにつけて下さいね。たまにつけっぱなしの車もいますね。見たときは『お子さんが免許取ったのかな』と思ったりしますが、初心者でもない人が車を運転するとき初心者マークはつけていてもいいのでしょうか?

初心者マークはずっとつけていてもいい?

初心者マークをずっとつけている車を見かけたことはありませんか?最近は見かけることも少なくなりましたが、たまにすごく色あせた初心者マークを見ることも。初心者マークは運転初心者だからつける物ですが、だからといってずっとつけていても違反にはなりません。

ペーパードライバーで運転が不安な人はつけていても違反にはならないので問題ありませんが、つけていることで、煽られたりすることもあるので、初心者じゃないならつけない方が安心ということもあります。つけていても違反にはならないので、運転に不慣れでつけている方が安心という人はつけておきましょう。

注意点

初心者マークをつけている車に割り込みしたり、幅寄せすることは初心運転者等保護義務違反になります。

初心者じゃないのに初心者マークをつけて運転している人に対しては初心運転者等保護義務違反になりませんが、初心者マークをつけて運転している人は大体初心者ですし、見ただけではわかりませんから、初心者マークの車を見かけたら、車間距離を十分空けて車線変更するなど配慮しましょう。

まとめ

運転免許を取得する流れや通学か合宿、マニュアルかオートマか、初心者マークについてご紹介しました。

私も免許を取るまでは、周りの状況を見ながら走ったり、判断したり、自分にできるのかとかなり不安でしたが、私の場合、教習所の敷地内を走っている時よりも実際路上で運転しているときの方が周りを見て気にすることができましたし、意外と慣れてしまえば、できないと思っていたことでもできるようになれるものです。

自分の生活スタイルに合った方法で免許を取得してドライバーデビューして下さい!

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