自動車コラム

シートベルトとチャイルドシート~チャイルドシートの取り付け位置など~

子供が生まれる前から用意しておく必要があるチャイルドシート。病院から退院して生まれて初めてお家に帰るときから使用しなければいけません。子供の命を守るために使用するものだから事故を防ぐために確認しておきたいチャイルドシートの設置位置などについて。

チャイルドシートの位置、今のままで大丈夫?

普段から子供を乗せるときは、必ずチャイルドシートをつけて乗せなければならない。免除される場合もありますが、基本的にはチャイルドシートを使用していなければ違反になってしまいます。チャイルドシートは正しくつけられていなければ、事故のときに効果を100%発揮することはできません。機械はいつもは勘で操作してしまったりする人も命に関わることですので、きちんと説明書を読みながら正しく取り付けて下さい。チャイルドシートを取り付けているのに、取り付け方が間違っている、座らせ方が間違っていることも多いそうです。『これで良いか』では大切な子供の命がちゃんと守れないかもしれません。年齢にあったチャイルドシートを正しく取り付けることが大切です。

チャイルドシートの使用が免除されるとき

・定員内の乗車で子供が多くて子供全員にチャイルドシートを使用すると全員が乗れないとき
全員に使用義務が免除されるわけではありません。可能な限りチャイルドシートを使用して下さい。

・バスやタクシーなど

・ケガや病気などでつけることができないとき

・肥満などで子供の身体に合わないとき

・授乳やおむつ交換のとき
事故の可能性がありますので、できるだけ車を停車してから。

・6歳未満でも身体が大きく、シートベルトを安全に使用できるとき
チャイルドシートの使用は免除されますが、シートベルトを使用して下さい。

チャイルドシートの使用が免除されないとき

・知人の車に乗せてもらうとき

・大人が抱いているとき

この他にもありますが、基本的に子供が乗る場合、どんなに嫌がっていてもチャイルドシート使用は義務です。免除される場合の方が少ないので、必ず使用して下さい。

違反するとどうなる?

幼児用補助装置使用義務違反になり、違反点数は1点で反則金はありません。

チャイルドシートの種類

チャイルドシートは3種類あり、年齢や体重によって異なります。

ベビーシート(乳児用)

身長:70cm以下
体重:10kg未満
年齢:新生児~1歳くらい

乳児期は首が据わっていないため、寝かせるタイプ。
後ろ向きや横向きになっていて、持ち運びができて赤ちゃんが寝たままの状態で乗り降ろしができるものもあります。

チャイルドシート

身長:100cm以下
体重:9kg~18kg
年齢:1歳~4歳くらい

前向きのものと後ろ向きのものがあります。

ジュニアシート

身長:140cm以下
体重:15kg以上
年齢:4~10歳くらい

背もたれのついていないタイプのものは、背の高さを補うことで大人用の座席ベルトを使用できるようにします。座席に置くタイプなのでとりつけるのも簡単で価格も安めですが、背もたれがついているタイプの方が合っていることもあるので、嫌がるかどうかではなく子供の体格に合わせて安全性が確保できる方を選んで下さい。

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チャイルドシート暑さ対策

気温が高いと車内の温度も高くなってしまいます。夏になると特に、車に入った瞬間にものすごく暑いと感じるときがありますよね。当然赤ちゃんも同じように暑さを感じています。チャイルドシートに座らせると泣いてしまうのは、チャイルドシートが嫌で泣いているのではなく、チャイルドシートが暑くて泣いているのかもしれません。チャイルドシートに熱がこもらないように、暑くなる前にしっかりと対策をしておきたいですね。

チャイルドシートを見てみると黒いデザインが多い…これでは日が当たると熱を吸収してさらに暑くなってしまいます。白いタオルをかけておくのでも良いですが、オススメはすっぽりと覆えるチャイルドシート用のサンシェード。シルバーなら熱を反射してくれますし、一部ネットになっていて、熱気がこもらないようになっているものもあります。

保冷・保温シート

ベビーカー・チャイルドシート用の保冷・保温シートがあります。涼しさ、温かさが5時間続くそうです。夏は冷凍庫で冷やし、冬は電子レンジで温めて、繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。(抱っこひも用のものもあります。)

車内の温度を下げる方法

車内にこもった熱気を外に逃がして少しでも早く車内温度を下げるには、車のドアの開け閉めを何度か繰り返すのが効果的です。一度開け閉めするたびに温度が下がっていき、短時間で車内を外気を同じくらいの温度に下げることができます。

手順
①助手席の窓を全開にする
②運転席のドアを約5回開け閉めする

ドアを開け閉めする方と対角の窓を全開にしておくのがポイントです。助手席側のドアを開け閉めする場合、全開にする窓は運転席側です。
ドアを開け閉めするときは強くやりすぎないように注意して下さい。

チャイルドシート設置場所

チャイルドシートを設置するとき一番安全な場所はどこなのでしょうか。

オススメの順番は
①後部座席の真ん中
②助手席の後ろ
③運転席の後ろ

後部座席の真ん中は側面から遠いので横からの衝撃にも一番安心。ですが、シートの形状が違うため取り付けられない場合もあります。そのとき次にオススメなのは助手席の後ろ。子供の乗り降ろしをするときに車道側にくるので、停車して様子を見るときは助手席の方がオススメです。運転席から斜めの方が子供の様子をミラーで確認しやすいということもあります。運転手はとっさに自分が助かるほうにハンドルを切るといわれているので、運転席の後ろが安全ともいわれています。運転席の後ろに取り付けたら、子供の乗り降ろしをして、運転席に行きやすいというメリットもあります。ですが、運転席からは真後ろのため様子が見えづらい位置ではあります。

設置場所まとめ

【助手席】
子供がエアバッグの衝撃に耐えられない可能性があります。電信柱などは左側にあることも多いため事故の際死亡率が高い席です。基本的にはオススメできない席ですが、子供が多いなど、もしも使用しなければならないときは、ジュニアシートに座れる体格になってから、必ずチャイルドシートを使用し、座席を一番後ろに下げて使用して下さい。
【助手席の後ろ】
車を停車させたときに車道側にくるので、道路上に停車したときは乗り降ろしがさせやすい。ミラーで子供の様子が確認しやすく、子供からも運転している人の姿が見える。
【後部座席の真ん中】
前後左右から距離があるため一番事故の衝撃を受けにくい場所。座席の形が違うので、チャイルドシートが取り付けられない場合がある。
【運転席の後ろ】
子供の乗り降ろしで、運転席に行きやすい。一番安全な席といわれている。子供の様子が見えにくい。(子供の様子をチェックできるようなミラーも売っています。)

絶対一番安全な席というのはありません。比較的安全な順番や場所を紹介しましたが、事故の状況によっても違いますし、子供が何人もいたらチャイルドシートをたくさんつけなければいけません。普段停めている駐車場によっても乗り降ろしがさせにくいなどもあると思いますので、まずは後部座席に取り付けることを前提に。そしてどちらにつけるかは、状況に応じて考えるのが良さそうですね。

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違反にならないから要らない?

法律では、6歳未満の子供にはチャイルドシート装着が義務になっています。ではその年齢を過ぎたらチャイルドシートを使わなくてもいいのでしょうか。法律的には卒業しても良いです。ですが、身長が低ければチャイルドシードを使用しなければ十分な安全を確保することができません。身長が低いと大人なら腰にあたるベルトはお腹に、肩のベルトは首にあたってしまいます。その状態で衝撃を受けたら首や内臓を損傷してしまう可能性があります。車に設置されているシートベルトは身長140cm以上の人を対象に設計されています。身長が140cm未満だと本来の安全性を確保することはできないのです。

チャイルドシート卒業の目安は年齢6歳未満ではなく、身長140cm以上です。

シートベルトとチャイルドシート

2008年、後部座席のシートベルト着用が義務になりました。義務化されてからもうすぐ10年です。私も義務化されてから後部座席に乗るときはシートベルトをするのが当たり前になりました。

シートベルト着用率

警視庁とJAFによる2016年の合同調査によると

【一般道】
運転者の着用率 98.5%
助手席同乗者 94.9%
後部座席同乗者 36.0%

 

【高速道路】
運転車の着用率 99.5%
助手席同乗者 98.0%
後部座席同乗者 71.8%

運転車、助手席の着用率は約95%以上なのに対して、後部座席は高速道路でも71.8%、一般道ではわずか36%と運転席と助手席に比べてかなり差があります。義務化されているにも関わらず、後部座席の着用率はまだまだ低いといえます。

だから低い?非着用の罰則

座席ベルト装着義務違反は反則金はありません。

・運転席 違反点数1点
・助手席 違反点数1点
・後部座席 違反点数1点(高速道路など)

後部座席は一般道では違反点数なしで口頭注意のみです。もう義務化されて何年も経ちますが一般道では特に罰則もないのが着用率が低い原因かもしれません。罰則もないため、習慣化しにくくそれが着用率を下げてしまっている原因のひとつともいえます。

やっぱり安全のためには全席でシートベルトを

2015年に後部座席に乗っていて事故で死亡した152人のうち105人が(約7割)シートベルトを着用していなかったそうです。

シートベルトを着用していなければ、事故の衝撃で車外へ投げ出される可能性も高くなります。車外に投げ出された死者35人のうち32人がシートベルトを着用していなかったそうです。

シートベルトを着用していれば、絶対大丈夫なわけでも、必ず車外へ投げ出されないわけでもありません。ですが、シートベルトを着用していなかったら車外へ投げ出されてしまったり、死亡する可能性が高くなることが分かります。シートベルト非着用者の致死率は着用者の9.4倍というデータもあります。「一般道だから、あまりスピードを出していないから大丈夫」ではありません。車で走っているとそんなにスピードが出ていないように感じるかもしれませんが、時速40kmでも体重の約30倍もの力がかかるといわれています。子供を抱っこしていても衝撃で子供が手から離れてしまえば、子供がどうなるか…時速40kmの法定速度内で走っていたとしても事故の衝撃は想像以上です。

チャイルドシート使用率

警視庁とJAFによる2016年の合同調査によると

1歳未満:85.7%
1歳~4歳:66.8%
5歳:39.1%
6歳未満全体:64.2%

チャイルドシートの使用率は1歳未満でも運転席や助手席のシートベルトよりも少なく、5歳になると使用率は特に低くなります。乗車状況でチャイルドシート使用の次に多かったのは、車両シートにそのまま着座、その次が大人用シートベルト着用でした。前の車に子供の影が見えるのに動き回っているのをたまに見ることがあるくらいなので、チャイルドシートを必ず使うという人は実際もっと少ないのかもしれません。やらないよりはと大人用のシートベルトをさせている人もいますが、子供の身長では身体に合わず、事故の衝撃で首や内臓が圧迫されて危険です。

チャイルドシートを使用していないときの罰則

幼児用補助装置使用義務違反になり、違反点数は1点で反則金はありません。ゴールド免許だった人でもブルーになってしまいます。チャイルドシートを使用していなかったために子供が車外へ投げ出されてしまい、死亡する事故も発生しています。安全のためには欠かせないのに使用していなくても違反点数1点で反則金がなし。反則金がないのが使用率を下げてしまっている原因のひとつとなっているのはチャイルドシートも同じなのかもしれません。

チャイルドシートの効果

警察庁の「チャイルドシート関連統計」によるとチャイルドシート不使用時の致死率は使用時の25.7倍。チャイルドシートが命を守ってくれていることがわかります。やはり使用したほうが安全といえます。

ですが、ちゃんと使用できていないことも結構あるようです。JAFの調査によると60%以上の人がチャイルドシートをきちんと固定できていなかったそうです。安全のために、きちんとチャイルドシートを使用しているつもりでも、もしかしたら正しく使用できていないかもしれません。肩のベルトは正しく締められていますか?子供が窮屈そうだからといって緩めていませんか?正しく使用できていなければ、安全性も低下してしまいます。間違った使用がかえって被害を大きくしてしまうこともあるかもしれません。チャイルドシートを正しく使用できているかも毎回チェックして下さい。

チャイルドシートの取り付け方は大丈夫?

チャイルドシートを取り付けているのに、ちゃんと固定できていなかったり、危険な座らせ方をしている人は意外と多い。せっかく取り付けているのにこれではもしものときに意味がありません。ちゃんと固定し、正しく座らせて下さい。

チャイルドシートの取り付け位置

先にも説明したので、ここでは省略します。助手席はエアバッグの衝撃で危険なため助手席での使用は推奨されていません。運転席や助手席の後ろ、後部座席に取り付けて下さい。もしもやむを得ず助手席で使用する場合はジュニアシートに座れる体格になってから、座席を一番後ろまで下げて取り付けて下さい。

ちゃんと固定されている?

チャイルドシートを揺らしてみて下さい。しっかりと固定できていますか?ぐらぐら動きませんか?しっかり取り付けられていると揺らしても全く動きません。

しっかり固定しよう

一番多い間違った取り付け方。体重をかけてチャイルドシートに乗るとシートベルトに緩みができませんか?緩んでいたらしっかりと引っぱって緩みがなくなるように締めて下さい。チャイルドシートに乗って体重をかけ、車のシートに押し付けながらシートベルトを引っぱって緩みを取らないと、しっかり固定することは難しいのです。

使い分けられるチャイルドシートは注意

前向き・後ろ向きで取り付けられるチャイルドシートはシートベルトを通す位置が異なるため注意が必要です。

その他の注意点

サポートレッグの調整などにも注意が必要です。説明書をしっかり読みながら確認して下さい。子供用ベルトの高さも子供の成長に合わせて調整しましょう。ベルトが緩んでいると事故の衝撃で身体が投げ出されてしまい、危険です。肩ベルトは肩の高さか少し高めが目安です。チャイルドシートを揺らしてみて動かないか、シートベルトがピンと張った状態かどうかチェックして下さい。

ジュニアシートの場合は首やお腹にベルトがかかっていないか、指定の位置にシートベルトを通せているかどうかがポイントです。

メーカーによっては取り付け方の動画が見られることもあります。説明書だけで分かりにくいところは動画を見て確認して下さい。

チャイルドシートを使用していないとき事故に遭ったら

チャイルドシートを使用せずに子供が怪我をした場合、たとえ事故の被害者でも過失になる場合が多い。完全に被害者で本来なら被害者に過失がないような事故でも過失が認められることが多いようです。被害者側の子供が死亡した事例でもチャイルドシートを使用していなかったため、過失があるとされていることもあります。「チャイルドシートを使用していたら命が助かったかもしれない」となれば、チャイルドシートを使用しなかった側にも過失があるということです。

事故は自分が気をつけていても、もらい事故だってあります。自分には落ち度はなくても事故に遭い、怪我をしてしまったり、最悪の場合、死亡してしまうかもしれません。自分は安全運転だからチャイルドシートを使用しなくても大丈夫ではないのです。追突されることだってあります。自分が法定速度内の安全運転で走行していても、猛スピードで追突してくる車がいるかもしれません。そう考えたらやっぱりチャイルドシートを使用しなくてはいけませんね。

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チャイルドシートを使用しない理由は

チャイルドシートを使用しない理由は、子供が嫌がるから、装着が面倒だから(目的地まで近いから)などなど…でもこれらの理由は、その場のことだけしか考えていないといえます。

また、子供が多いと人数分チャイルドシートを装着できないこともあります。お友達の車に乗せてもらうときもそうです。知人の車に乗せてもらうときも本当はチャイルドシートを使用しなければいけませんが、チャイルドシートを使用したら大人が乗れなくなってしまうときは免除されます。でも、もしも乗せてもらう車に人数分のチャイルドシートが用意されていて、全員が乗れる場合、是非チャイルドシートに乗せて欲しいと思います。子供が嫌がってもそれが安全のためです。

さいごに

最初は子供が嫌がってもチャイルドシートに座らないと車でお出かけできないと分かれば、小さい子でもちゃんとチャイルドシートに座るようになります。根気強く車でお出かけするときの席はここ(チャイルドシート)。座らなければいけないものだと教えてあげて下さい。目的地まで近いからといって「今日は座らなくてもいいよ」ではダメです。車に乗るときは「必ず」が大切です。「今日はいいよ」「今日はダメ」では『なんで今日はダメなの?』と混乱してしまいますし、「今日はいいよ」は親の都合でしかありません。使用義務もありますし、安全のためには欠かせません。

それに「いつもはちゃんと使用しているのに…」そういうときに限って事故は起こるのです。

事故があってから後悔しても、もう遅いのです。それでもしも大切な我が子が亡くなってしまったら…一生後悔することになるのです。「あのときチャイルドシートを使用していれば、命は助かったかもしれない」そう一生悔やまないために、命を守るためにチャイルドシートはあるのです。子供が増えて座席が足りないのなら車を買い替えるなど、お金はかかりますが、命には代えられません。

子供を乗せるときには必ずチャイルドシートを使用して下さい。

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