自動車コラム

車内での熱中症 15分でも危険

今年の夏は例年より暑いと予想されています。すでに毎日のように暑く、熱中症のニュースもよく聞きます。そこで今回は今後ますます心配な車内での熱中症について。

熱中症とは?

熱中症は夏だけではなくいつでもかかる可能性があります。高温多湿な環境の中でかかりやすく、脱水や体温上昇などの症状が現れたら要注意。顔を触ると熱かったり、体のだるさを感じたりなどは一度は経験があるかもしれませんね。症状が進行すると命の危険もありますから、熱中症にならないようにしっかり対策をしておきたいですね。

具体的な症状
・めまいや顔のほてり
・筋肉痛や筋肉のけいれん
・体のだるさや吐き気
・汗のかきかたがおかしい(汗が止まらない、全く汗をかいていない)
・体温が高い、皮膚の異常
・呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
・水分補給ができない
(熱中症ゼロへ)

 

 

熱中症対策

こまめな水分補給
やっぱりまずは、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をすることが大切です。水や麦茶などカフェインの入っていないものがオススメです。コーヒーや紅茶、コーラなどカフェインの入っているものは利尿作用があるため、水分補給には向きません。スポーツドリンクは水だけでは補えない、ナトリウムやカリウムを補うことができるので熱中症対策の水分補給に向いています。

脱水状態のときなどは、最近CMなどでも見る経口補水液を飲むのが効果的です。スポーツドリンクより熱中症などの脱水状態のときに効く分、味は飲みにくいようですが、しょっぱいと感じるような味でも脱水状態のときには飲みやすく感じることもあるそうなので、飲んでみて味の感じ方で脱水状態かどうか判断することもできそうです。いざというときのために常備しておいてはいかがでしょうか。 

ほどよい塩分補給も
塩分の摂り過ぎには注意しなければいけませんが、水分補給と同様、汗をかくときは塩分補給も大切です。手軽に塩分を摂れる方法としてスイカを食べるのもオススメです。スイカは90%が水分で、スポーツドリンクに含まれているカリウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれています。スイカに塩をかけて食べれば夏の水分補給にピッタリです。むくみ改善の効果も期待できるので、スイカで美味しく水分と塩分を補給するのも良いですね。

やっぱり大切な睡眠
寝る前にエアコンや扇風機で部屋を涼しくするなど、寝る部屋の室温を調整したりして心地良い環境でぐっすりと寝られるようにするのも大切です。日々疲れを溜めずに質の良い睡眠をとることも熱中症対策になります。部屋が暑いとなかなか寝られなかったりしますので、目が覚めてしまったらタイマーを使うなどして無理せずエアコンや扇風機を活用しましょう。
暑さに負けない体をつくる
熱中症にかかりにくい丈夫な体をつくるために、栄養バランスのとれた食事を心がけ、睡眠をとることが大切です。カリウムやクエン酸、ビタミンB1などの成分を意識して食事にとり入れることで熱中症予防につながります。

 

どんな食事がいいの?

食欲のなくなる夏によく食べられるそうめんですが、そうめんは炭水化物なのでビタミンB1 がないとエネルギーに変えられず、余計に疲れてしまうことも。ビタミンB1は糖質を分解してくれる働きがあり、疲れにくい体にしてくれるだけではなく、むくみや食欲不振などの症状を予防する働きもあります。そうめんなど炭水化物を食べるときは一緒に豚肉、味噌や豆腐といった大豆製品、うなぎなどを食べるようにしましょう。

梅干しやレモンなどに含まれているクエン酸は疲労回復に効果的です。暑い夏はお弁当に梅干しを入れるのもオススメです。おにぎりの具を梅干しにするのも良いですね。お弁当がいたまないようにするために梅干しを入れるなら、ふれているところしか効果がないので、ご飯に混ぜ込み、梅ご飯にしましょう。

塩分を摂るために塩をいつもより多めに入れて味付けをすると塩分の摂りすぎになってしまうかもしれません。塩麹や味噌、しょうゆなどの調味料を意識して使えば、上手に塩分を摂ることができます。

 

応急処置

熱中症のような症状がでたら応急処置を行い、できるだけ早く病院などへ連れて行きましょう。状況によっては医療機関へ相談するか救急車を呼ぶようにしましょう。救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときは「#7119」緊急相談センターに電話して相談することができます。自分での判断が難しい場合は、病院への受信が必要か、救急車を呼んだ方がいいかなどアドバイスしてもらえます。このサービスは2007年6月から開始され、東京都のみのサービスでしたが、現在ではさまざまな県や市で利用できるようになりました。 

まずは涼しい場所へ
冷房が効いている室内や車内などの涼しい場所へ移動しましょう。外にいる場合は日陰や風がよく通る場所に移動します。
体を冷やして体温を下げる
ネクタイをしているならはずすなど服のしめつけがないようにして体の熱を放出させます。保冷剤などで首筋や脇、足の付け根を冷やします。氷水でタオルを浸して軽く絞り、首筋などを冷やすのも効果的です。外にいて保冷剤などがないときは、水を体にかけてうちわなどで扇ぐと体を冷やすことができます。
水分と塩分補給
スポーツドリンクを飲ませたり、経口補水液を飲ませましょう。ただし、意識が無かったり、嘔吐の症状が出ているときは無理矢理水分を飲ませるのは危険ですのでやめましょう。

 

車での熱中症の危険

車の中でも熱中症になる危険があります。運転のストレスや渋滞時はトイレ休憩を少なくするために水分摂取を控えたりすることが多く、ドライバーは特に知らないうちに脱水状態になりやすくなってしまいます。ドライバーはもちろん、同乗者もシートベルトで体を固定し長時間座りっぱなしになるので、1時間~2時間に1回15分以上の休憩を取り、そのときに200mlくらいの水分補給と軽い運動をしてリフレッシュすることが大切です。高齢者の方は50ml~100mlの水分補給を1時間に1回こまめにするのが良いそうです。

 

車の中に残していかない

毎年のように車中に子供を残していき、子供が熱中症で死亡してしまうという悲しい事故がおきています。ニュースでも取り上げられているように、少しの間でも車内温度は思った以上に高くなってしまいます。

 JAFが行った実験結果によるとエンジンを止めてからたった15分で人体にとって危険な状態になったそうです。車を外に駐車して出かけたとき、サンシェードをしっかりしていても車に戻ったときの車内はとても暑く感じますよね。この暑さを車内に残された子供はずっと我慢していると思ったらとてもじゃないけど残していくのは危険だと想像できるでしょう。

 また、子供を車内に残したままのキーの閉じ込みも多いようです。子供に開けてもらおうと思って戻ったら熱中症でぐったりしているということもあるかもしれません。キー閉じ込みの原因で多いのが子供が誤ってロックしてしまう場合。これは車のカギを常に運転手が持っておくことで防ぐことができます。

 例えば、子供を残して買い物などに行かなかったとしても、駐車場に車を停めていて、子供を残したまま荷物の積み下ろしをしていてドアが全部閉まっているときに子供が誤って操作してしまい、ロックしてしまうこともあるかもしれません。カギを車の中に置いておかずに持っておくことがキー閉じ込みの一番の対策ですね。

 

さいごに

子供が寝ているからといって子供を残していって取り返しのつかないことになってから後悔しても遅いのです。子供が起きてしまって機嫌が悪くなってしまっても、いつかはおさまりますが、後悔は一生続きます。高齢者の方は暑さを感じにくいため、知らないうちに熱中症になってしまうことも。すぐに戻るつもりでも何があるかわかりません。10分ぐらいのつもりだったのに30分かかるかもしれません。何かトラブルに巻き込まれてしまったり、自分が倒れてしまって突然車に戻れなくなってしまうこともあります。車に戻れる可能性は100%ではないのです。子供が1人でいたら誘拐される可能性だってあります。日本は世界と比べると安全な国といわれていますが、犯罪が全く無いわけではありません。車に子供や高齢者を残して行かなければこのような事故は確実に防ぐことができます。 子供や高齢者を車内に残していくことは大変危険なので絶対に止めましょう。

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